レカネマブ(レケンビ®)

アルツハイマー型認知症の新薬です。2024年4月から取り扱いを始めました。詳細は以下のリンクから御覧ください。

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rTMS(反復経頭蓋磁気刺激)療法

難治性もしくは薬物抵抗性のうつ病の治療です。2022年から始めました。詳細は以下のリンクから御覧ください。

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クロザピン治療

クロザピンは統合失調症の治療薬です。
これまでに複数の薬を使ってきたのに充分な治療効果が得られなかった方や、薬の副作用が出やすくて充分な薬物治療が受けられなかった人が適応となります。
開発されてから歴史も長く、世界的にも広く用いられている薬ですが、ごくまれに白血球減少・糖尿病・心筋障害など重篤な副作用が現れることがあります。
そのため、入院のうえで厳重な観察のもと開始する必要があります。
クロザピン治療によって、これまで充分な治療効果が得られずに生活に支障をきたしていた人が社会復帰されたり、なかなか退院ができなかった人が自宅退院したりという例があります。

クロザピン治療の適応(治療抵抗性統合失調症)に該当するかどうかは、現在の主治医にご確認ください。
その上でクロザピン治療を希望される場合には必ず現在の主治医に紹介状を書いてもらい、それを持参して当科外来でご相談ください。

修正型電気けいれん療法

当科では修正型電気けいれん療法(modified Electroconvulsive Therapy:mECT)も行っています。
電気けいれん療法とは、脳に短時間の電気刺激を与えることで病気の症状を改善させる治療法です。有効性も安全性も高く、世界的に行われている治療法ですが、電気刺激を行うだけでは、全身が大きく動いて怪我を負うことがあります。
そこで当院では麻酔科医の協力のもと全身麻酔を行い、怪我をしないように努めています。
また、麻酔薬にケタミンを用いた先進的な修正型電気けいれん療法も行っています。

対象となる疾患は様々ですが、患者さんが食事や水分が取れなくなったりした場合などに早急な症状の改善を目指して行うことが多いです。
ただし、患者さんの持っている病気や症状によっては、mECTよりも薬の治療を行ったほうが良い場合もあります。
当科では患者さんがmECTの適応になるかどうか、複数の医師で十分検討してから実施しています。