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統合失調症

統合失調症は青年期にあらわれることが多い精神疾患です。

症状や経過は多様ですが、以下のように分けることができます。

  • 陽性症状:幻聴(誰かの声で噂をされている)や妄想(見張られている)といった今まで体験したことがないような症状
  • 陰性症状:意欲がなくなり、感情の起伏が少なくなるような今までの元気さが無くなっているような症状
  • 認知機能障害:作業を記憶して臨機応変にこなすことがうまくできなくなったり、 言いたいことを頭の中でうまくまとめて喋ることが難しくなったりといった今まで可能だったことができなくなる症状

発症後はできるだけ早く治療を始めることが大切です。発症初期の治療は薬物療法を主体に行います。 これにより幻覚や妄想が改善します。薬がよく効くことから、統合失調症の原因は脳の神経伝達の変化だと考えられています。 私たちは適切な薬物療法を行い、早期回復を目指しています。

発症してからの生活の質(QOL)は、陽性症状よりも陰性症状や認知機能障害の影響を受けます。学業や仕事に復帰するために、 精神科的リハビリテーションが有効です。私たちは、デイケアや作業療法で社会復帰をサポートしています。

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