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徳島大学精神科について
入局員募集

分子生物学的研究

精神疾患は、環境要因や遺伝要因が発病に関与することが知られていますが、その病態についてはいまだ十分に解明されていません。当研究室では、分子生物学的手法を用いた精神疾患の病態や向精神薬の作用機序解明やバイオマーカー開発に取り組んでいます。 また、学内外の研究施設との共同研究も行っています。

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白血球遺伝子発現解析

目標

  • 白血球のmRNA発現は、急性ストレスだけでなく、社会的孤立や幼少期の生活環境などの精神疾患のリスク因子を反映していることが示唆されています。我々の研究室では、次世代シークエンサー、マイクロアレイ、Real Time PCRを用いて白血球のmRNA発現を測定し、 精神疾患の診断や治療効果判定や向精神薬の作用機序を分子レベルで解明しようとしています。

リチウム内服により白血球で発現が変化する遺伝子

Watanabe et al. Hum Psychopharmacol. 2014

うつ病の遺伝子発現診断マーカー

Watanabe et al. J Psychiatr Res. 2015

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遺伝子塩基配列解析

目標

  • 精神疾患の発症や治療反応性に遺伝医要因が関与していることが示唆されています。我々の研究室では、これまでに多くの患者や健常者に血液を提供していただき、次世代シークエンサー、マイクロアレイ、 Real Time PCRを用いて日本人におけるうつ病や統合失調症や強迫性障害の感受性候補遺伝子の同定や治療反応性や臨床症状に関連する遺伝子多型の同定を行っています。

次世代シークエンサーにより同定された統合失調症のde novoな遺伝子変異

Nishi et al. Sci Rep. 2017

強迫性障害の治療反応性のGWAS研究

Umehara et al. PLoS One. 2016

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エピジェネティックス研究

目標

  • エピジェネティクスとはDNAの塩基配列の変化を伴わない遺伝情報の記憶、遺伝子発現の変化に関わるメカニズムのことをいい、環境因子がエピジェネティクスに影響を与えることが知られており、精神疾患での関与が示唆されています。 我々の教室では、最先端の手法を用いて精神疾患の病態や向精神薬の作用機序にDNAメチル化修飾が果たす役割の研究やバイオマーカーの開発を行っています。

末梢白血球における統合失調症のメチル化異常

Kinoshita et al. Neuromolecular Med. 2013

うつ病のメチル化診断マーカー

Numata et al. Epigenetics. 2015

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血漿研究

目標

  • 精神疾患では神経内分泌系、神経免疫系、自律神経系が障害されるため、その疾患の影響は、血液をはじめ広い範囲に認められます。我々の研究室では、 DNAメチル化に関わるone-carbon metabolism経路に注目した統合失調症やうつ病の血漿解析や遺伝学的手法を用いた因果関係の検討やメタボローム解析を行い、精神疾患の病態解明に取り組んでいます。

統合失調症と血漿ホモシステイン

Nishi et al. Schizophr Bull. 2014

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