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QOL認知機能グループ

統合失調症患者さんの生活の質と認知機能研究

統合失調症患者さんの症状⇒大きく3つに分かれます。

陽性症状→幻覚・妄想など(薬がよく効く)
陰性症状→引きこもり、感情の乏しさなど(薬が効きにくい)
認知機能障害→記憶障害、注意・集中力の低下など(薬が効きにくい)

最近は、症状(特に陽性症状)を良くするだけでなく、 「生活の質」Quality of life(QOL):どれだけ人間らしく、満足して生活しているか。 を維持したり、良くしたりすることが長期的な治療の目標となってきています。

しかし、陽性症状が薬で良くなっても、 陰性症状認知機能障害のために、社会復帰ができず、 満足した生活を送れていない患者さんも多いのが現状です。

→私たちは、「生活の質」と「生活の質」に大きく関連するとされる「認知機能」について研究しています。

研究の主な内容

【図の説明】
  • 「生活の質」は評価する人が患者さん自身か他人(主治医、家族、周囲の人)かで異なります。
    →「生活の質」は、患者さんの自己満足だけにも、 あるいは他人の価値観の押し付けだけにもならないようにバランスを取ることが大切と思われます。
  • 「生活の質」に影響を与えるものとして、「抑うつ症状(気分の落ち込み)」、 「陰性状態」、「生活技能」、「認知機能」等があることが分かりました。 これらを良くすることで、「生活の質」が良くなることが期待されます。

★これからも、患者さんの生活や満足感が少しでも良くなるように、研究を進めて行きます。

更に詳しい内容

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